ブログ『たしかにあった。』「黒木レイカ」(2025年1月10日22:13)：BARCELONA　桃李(バルセロナトウリ)

BARCELONA　桃李ニュークラブ・キャバクラ(ニュークラブ/すすきの)
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黒木レイカ (くろきれいか) [23歳] 熟考の現実主義者

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たしかにあった。

1/10 22:13

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素晴らしく夢物語であるが

『魔法が使えたらな〜』

なんて想像したことがある。

あれはたぶん中学生の時。

やたらと右手が疼くらしい
The厨二病の友人が

『俺は魔法を使える！』

とかなんとか
言い出したことにより始まる。

『そんなわけないだろ』
私を含め周りは一刀両断していた。

そして、仮に自分なら
何になりたいかという話に飛躍した。

魔法省に入るとか
錬金術師になるとか
スピードに全振りするとか

何の取り留めもない
ただの妄想話だ。

当時ラノベが
朝読書に選ばれがちだったこともあり

無駄に世界観が広がり
話が弾んだ。

あの時私は
薬師が良いと言った気がする。

各々好きなアニメやキャラクターを
想像して話していたはずだ。

しかし、誰もアサシンや勇者のような
戦う系統は口に出さず

かと言って、皇帝や教皇のような
上に立つ者も嫌であった。

6人いるのに
平和主義しかおらず

これでは物語にならないし
売れないな！と思ったものだ。

結局、魔法なんてものがあると
戦争にしかならないから要らん

という
ごく普通の結論に至った。

今考えても最終結論は同じだろう。

ちなみに、
友人が言っていた
『俺は魔法が使える』は

私たちを
いつでも笑わせることができる

という意味だったらしい。

卒業してから知ったが
理由が可愛すぎて笑ってしまった。

大人の前ではスンとして

こちらの前では
カッコつけ120％だった友人が

そんなことを考えていたとは。

あれから10年ほど、、

さすがにもう病は消えたか。

思い出すと少し寂しいものだ。

いつも突拍子ない行動で
笑わせてくれていたのだから

たしかにあれは
『魔法』だった。