ブログ『よくある物語』「黒木レイカ」(2024年7月30日19:22)：BARCELONA　桃李(バルセロナトウリ)

BARCELONA　桃李ニュークラブ・キャバクラ(ニュークラブ/すすきの)
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黒木レイカ (くろきれいか) [23歳] 熟考の現実主義者

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ナイブロ

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よくある物語

7/30 19:22

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些か不満である。

とある木こりの話をご存知だろうか

せっせと働く木こりが

鉄の斧を泉に落とし

神がでてきて

『あなたが落としたのは〜』
と問われ正直に言うと
全て貰えることに。

それを見ていた
欲張りな木こりが

『金の斧です！』と嘘をつくと
鉄の斧さえ返して貰えない

そう。これは
正直に生きようねという話。

言いたいことはわかる。

わかるのだが……
私はそこまで素直じゃない。

きっとこの正直者は
斧×3を持ち帰ったとて

村人に盗られるんだろうな
なんて考えてしまう

正直者を妬み嫉む人が
でないとも限らない。

つまり、神の最善の行動は

『落とした鉄の斧だけ返す』
だった。

この女神といい
幸福の王子といい

後先も考えず
さも良い事しました！

のような話は
どうしても好きになれない

私の中で幸福の王子は

『初めは感謝していたが
幸せを知ってしまった
民に憎まれ壊される』
までがセットだ。

『知らない方が良かった』
幸せは確かにあると思う。

同じようにこちらも
エピローグとして

その後村人同士で奪い合いが始まったが
正直者はそれを何とか収めた

まで描いてくれないと

なんだか釈然としない。

それに、
斧を落とすのだから

神の肩かどこかに
『刺さってる斧です』

という答えがくるのも
もやは時間の問題だろう

それでも許してくれる神だと良いけどな。

正直者が馬鹿を見る
それはどの世界でも同じか。

私はよくあるお話の
その後の物語が観たい。